国民民主党所属の玉木雄一郎さんが「動物の餌」と発言し、
話題になった”備蓄米”だが、ネットには政策の賛否両論が絶えない。
目的が達成できれば、
つまり、物価高に歯止めがかかれば良いのでは?と思うのは私だけか。
あれこれ考えながら、そもそも聞き馴染みのない言葉を調べることにした。
そもそも備蓄米(備蓄米制度)とは?
政府としては、以前から、国民の主食であるお米について、不作の時でも国民が安定的に
食べられるようにしていたところですが、1993年にはお米が大凶作(だいきょうさく)
となり、消費者の方々がお米を求めてスーパーに殺到(さっとう)しました。この経験を踏まえ、いつでもお米を供給できるよう、
1995年からは、法律により、国によるお米の備蓄を制度化しました。現在は、100万トン(10年に一度の不作にも供給できる量)を備蓄しています。
1993年の記録的な冷夏により不作が生じ、平成の米騒動と呼ばれるコメ不足が起きた。
これがきっかけとなり、国がお米を備蓄するようになったとのことである。
実際にはそれ以前からも備蓄をしているそうだが、目的が異なるのだろう。
どれぐらい備蓄しているのか?
「100万トンを備蓄しています」と聞けば、相当な量だなと思うが、
そもそも、100万トンの米がどれぐらいの規模か分からない。
上記は2025年1月に農林水産省が発表したデータだが、
最新のデータによると、主食としての需要量は年間700万トン程度である。
また、発表によると、年間10万トン程度の需要が減少している。
つまり、100万トンで賄えるのは、おおよそ1.7ヶ月分の需用量だが、
重要なのは放出された後、どれだけの期間米価格に影響を及ぼすかが争点だ。
ヤフコメやXには、
「備蓄米なんて1ヶ月も持たない」と意見されているが、
新米、細い、パスタ、麺、パン・・・主食の競争が行われる中、
突然安価な主食代替品が登場すれば1ヶ月以上の効果が生まれるのでは?
当然、パスタ等の小麦勢力も価格を下げなければ戦いにならないだろう。
と言うと「動物の餌は、競争すら生まない」なんて意見に潰されそうだが、
動物の餌とはどのような意味なのか。
備蓄米は税金で買ったもの?動物の餌?
政府は毎年約20万tの米を買い入れ、保管期間(約5年)を過ぎた米は飼料用米などとして売却しています。
と、政府は毎年税金で米を買い、
古古古古米、時期によっては古古古古古米?は、
やがて飼料用米として売却しているそう。
この”飼料用米”が、実際の事実ではあるものの、
政治家という立場の玉木さんが公の場で発言し、問題になった。
事実、古い米が動物の餌か?というと、
正直にいってピンとこない。
実際に食べてみようと思ったが、残念ながら売り切れていた。

画像は、とある大手小売りスーパー。
する気になれば特定なんて簡単だろう。
供給価格は適正なのか?
— 井川 意高 サブアカ改め本アカ (@IkawaMototaka) June 2, 2025
参考資料
- 『令和のコメ騒動』(4)令和のコメ騒動が暗示する政策課題の深層
– 三菱総合研究所- 正直、このサイトだけ読め良い
- 『5キロ2000円』の古古古米は、これまで『5キロ83円』で家畜の餌として売り渡されていたことが判明
– Total News World- 時事ネタを取り扱うまとめサイト
- 他の記事も拝見したが、チョイスが上手い
- Google検索上位に載るってこういうことか